印刷用紙で広告効果を最大化する!失敗しないための5つのポイント
印刷物は、企業の広告や販促に欠かせないツールです。しかし、印刷用紙の選び方を間違えてしまうと、広告効果が半減してしまう可能性があります。
今回は、企業の広告担当者向けに、印刷用紙の選び方のポイントを5つご紹介します。
1. ターゲット層と目的を明確にする
印刷用紙を選ぶ際には、ターゲット層と目的を明確にすることが大切です。どのような印象や効果を狙うか決めることで、印刷用紙の選び方の基準を設定することができます。ターゲット層は年齢層や性別、どのような目的で印刷物を作成するかによって、適した印刷用紙は変わってきます。
例えば、若い女性をターゲットにした広告であれば、色鮮やかでデザイン性の高い印刷用紙が効果的です。写真も豊富に入れるため、光沢感がある用紙を選んだ方が良いでしょう。一方、ビジネスシーンで使用する販促物であれば、落ち着いた色合いで上質感のある印刷用紙が好まれます。
2. 用途と予算を検討する
印刷用紙には、さまざまな種類があります。用途や予算に合わせて、適した印刷用紙を選びましょう。
パンフレットやカタログなど冊子は、厚みのあるしっかりとした印刷用紙が適しています。会社案内や商品案内は。厚みがある用紙を選ぶことで信頼感や安心感がアップします。表紙は本文よりも厚みがある用紙や、本文と種類・厚さを同じ用紙(共紙)にすることも可能です。
名刺は用紙の種類や厚さにこだわることが重要です。初対面で名刺交換をする際の話題になります。後日、数ある名刺の中から手に取ってもらう際にも目立ち、記憶に残してもらいやすいです。
また、印刷物の部数が多い場合は、コストを抑えるために印刷用紙の変更も検討しましょう。印刷費は1番高い割合を占めているのが用紙代です。種類や厚さを変更するだけで大幅にコスト削減ができることもあります。
アンケートで利用する場合は、鉛筆やボールペンで記入がしやすい上質紙を選ぶと、「記入ができない」トラブルを未然に防げます。
3. 紙質や厚みを検討する
紙質や厚みによって、印刷物の質感や風合い、耐久性、高級感などが大きく変わってきます。用途や目的に合わせて、適した紙質や厚みを選ぶことが重要です。扱っている商品の価格や用途によっても異なります。
スーパーやドラッグストアの場合、食材や商品の色を鮮やかに表現したい、折込みチラシで他のチラシに埋もれずに、手にとってもらうためには、光沢がある紙質の「コート紙」、1回の印刷コストを抑え、複数回チラシを作成したい場合は、「更紙」を選んだ方が良いでしょう。厚さもコストをかけずに薄い用紙を選ぶのが一般的です。マンションや自動車、貴金属など高価格帯チラシの場合は、マット調で高級感や落ち着きがある「マットコート紙」がおすすめです。厚い用紙で印刷することが多いです。
ポスティングや、受け取った方が保管する必要がある場合はあまり厚すぎない用紙を選びましょう。ポストに投函できない、ファイリングしにくい不満を解消できます。
厚さがある用紙に折り加工(二つ折りや三つ折りなど)を加えると、折った部分に白い線(紙割れ)が付きやすいです。防止加工をおすすめします。
4. 利用頻度を考えて印刷枚数を決める
印刷物は基本的に部数が多いほど、1枚単価は安くなります。しかし、すぐに利用しない枚数を印刷してしまうと、保管場所に困ってしまい、追加で保管費用が掛かってしまう場合があります。保管時に印刷物にほこりの付着や、経年劣化で色褪せや黄ばみ、変形してしまうこともあります。利用枚数や年間スケジュールを見通して、枚数を決定しましょう。
5. 実際にサンプルをチェックする
印刷用紙は、実際に見て触れてみないと、質感や風合いを正確に判断することはできません。印刷会社からサンプルをもらい、実際にチェックすることをおすすめします。印刷はホームページと違い、印刷工程に入ってしまうと、工程を止めることが難しく、損害になってしまいます。少しの手間で事故を防ぐことができます。検討している用紙サンプルを並べ、色味や質感を比較してみるのもよいでしょう。用紙によって特長があり、選択肢が増えます。
まとめ
印刷用紙は、広告効果を左右する重要な要素です。ターゲット層や目的、用途、予算、紙質、厚み、印刷枚数などを考慮して、適した印刷用紙を選ぶようにしましょう。実際にサンプルをチェックして、納得のいく印刷用紙を選ぶことも大切です。